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三枝 純
放計協ニュース, (28), p.2 - 5, 2001/10
線スペクトロメトリ法で体積試料の放射能測定を行う際、試料ごとのピーク効率曲線を必要とする。試料の形状,密度,組成等を考慮した標準体積線源の作製はその煩雑さや廃棄の観点から問題も伴う。近年、光子輸送計算の信頼性が向上しており、モンテカルロ計算と、標準点状線源による代表点での一点校正を組み合わせることにより、ピーク効率曲線を評価することを試みた。これにより体積試料のピーク効率曲線を簡便に、精度よく評価することが可能となった。
櫛田 浩平; 竹内 紀男; 保泉 澄
Radioisotopes, 34(1), p.1 - 6, 1985/00
トリチウム水を炭化アルミニウムと約470Cで反応させることにより合成したトリチウム標識メタンを用いて、放射能検出器校正用トリチウム標準ガスを作製した。得られたガスの放射能値の絶対測定は、長径路比例計数管を用いて行なった。この計数管により10Bq以下のトリチウム化ガスを、3.5%以内の誤差で値付けすることができる。最終的に、ボンベ型およびアンプル型の二種類の標準ガスを作製した。特に後者は校正用ガスとして簡便に使用することができる。